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本 : My Favorite!

  • 磯田道史: 武士の家計簿

アマチュア無線

2025年5月20日 (火)

今週 聴いたレコード 15: 5月 第 4週 【マイルス / ヘレン・メリル】

今週はジャズを聴きました。

1枚目は 第4回 に載せたマイルス・デイビスが再登場です。
「BIRTH OF THE COOL:クールの誕生」。 聴いたのは日本製
で比較的新しい1980年の盤 (定価¥1,800) ですが、録音自体は
1949-50年と非常に古いアルバムで、モノラルです (盤自体に
MONOと表記) 。 1982年にはグラミー賞特別賞を受賞してい
ます。 若き日の帝王マイルスが九重奏団を従えたアンサンブル
です。
Miles_birth

あくまで素人&個人的で失礼な感想ですが、若いということで
もっとアグレッシブなサウンドかと思ったら、いきなり完成度
の高い演奏でした (当然ですよね) 。

2枚目は 女性ボーカル、ヘレン・メリルの「ヘレン・メリル
with クリフォード・ブラウン」。 クリフォード・ブラウンも
名トランペット奏者です。 マイルスより4年若い生まれですが、
残念なことに自動車事故により25歳の若さで他界しています。
Helen

TV CMでも良く聴く「You'd Be So Nice To Come Home
To」は 何度聴いても素晴らしい名曲です。 ヘレンの粘っこい
英語が最高です。 "So" と 文末の "To" が強調されて発音され
ています。 短縮形も含めて "would" もしっかり聞こえるんで
すね。 間奏で聴ける、クリフォードのトランペット・ソロも
冴えています。

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2025年5月18日 (日)

何でも自作 - ママチュア無線家が集まるところで!

欲しいものは "可能な限り自作"、不便なもの / 足りないものは
"自分で改造" に 拘る派なので、これまで色んなモノ作りに挑戦
してきました。 アマチュア無線では

  ベランダ設置の簡易クランクアップタワー
  地名ボタンのクリックで回せるローテータ・コントローラ
  移動用タイヤ踏みタワー
  導波器/反射器並列化変則八木

等々。 それ以外では

  アウトドア・クッキングに必携 - チタンの友
  フォレスター車中泊用ベッド
  自転車で牽くソロ・キャンピングカー
  Windows用RPN電卓

等々。

今回は "ハムフェア" や "ハムの集い" などアマチュア無線家が
集まる所でアイボールする時に、「当局はこういう者です」と
名刺代わりに使える便利グッズを自作しました。

材料はユニフォーム等に貼り付けるアルファベットのワッペン。
_j_20250518120601

綿製のTシャツであればアイロンの熱で接着が可能ですが、化繊
(ポリエステル100%) の生地だったので接着剤で接着しました。
ホントは縫い付けの方が良いのですが。
_gp
自分のコールサインに必要な文字を揃えます。 使用したワッペ
ンには 残念ながら数字が無かったので、"L" を加工して代用し
ました。 切り口はほつれないよう、瞬間接着剤で固めました。
_l2
手持ちのタンクトップに貼り付けた出来上がりがコチラ。 シャ
ツ等の上にプルオーバー的に被ろうと思っています。
_1s _2s

コレを見かけた方は是非声を掛けてやって下さい!

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2025年5月17日 (土)

今週 聴いたレコード 14:<番外編 2>【私のレコード・クリーニング】

<番外編> の2回目 (⇒ 前回の <番外編>) 。 今回はレコード
ではなく、当局がやっている レコード盤のクリーニング方法で
す。 オークション等で入手した中古レコードや図書館で借りて
きたレコードでは殆どの場合、盤面のクリーニングが必要になり
ます。 当局がこれまで試した方法 (多くはありませんが...)
の中で、手軽な割に効果的だと感じている方法をご紹介します。

(1) 使用するもの
  メインとなるのは、audio-technica の湿式レコードクリー
  ナー AT6012a。 クリーナー本体 (ベルベット製ブラシ) と
  クリーニング液のセットです (補充に液だけ買い足し可) 。
   At6012a
  同じく audio-technica の乾式クリーナー AT6012Xa。
    At6012xa
(2) 準備編
  湿式の AT6012a の本来の使い方は、下記のようにブラシ
  上面の2つの穴からクリーニング液を注入し、液が内部の
  スポンジを介してベルベット面まで十分に浸み渡るように
  なってから使う、というものです。

   At6012a_20250517111101

  しかし、この方法だと結構な量のクリーニング液を注入す
  る (しかも浸透まで待つ) 必要があり、レコードを1枚だ
  けクリーニングした後では未だ未だブラシ内部に液が残っ
  ていて勿体ない限りです。 そこで何とかならんかと考えて
  独自の方法に切り替えました。 湿らせる必要があるのは
  ベルベット面なので、そこに液を必要なだけ直接スプレー
  すれば良いのです。 クリーニング液はスプレー容器に移し
  ておきます。 下右のように当局はブラシ面の半分だけに
  液をスプレーし (十分湿らせます) 、半分は乾式クリーナー
  として使えるよう残します。
   _clean_2 _clean_1

(3) クリーニング作業
  [下左] ブラシを若干傾け、(2)で湿らせた面がレコード盤面
  に接するよう軽く押し当て、しばらく回転させます。
  [下右] 今度は乾面が当たるようブラシを逆に傾け、しばら
  く回転させて水分を拭き取ります。

   _clean_3 _clean_4

  次に乾式クリーナー AT6012Xa を使って水分をさらに拭き
  取ります。

   _clean_6

(4) 仕上げ
  上記作業が終わっても溝の中には未だ多少微小な水滴が
  残っています (再生するとプチプチッとノイズが発生) 。
  そこでレコード全面を再生し、溝の中の水分 (&クリーニン
  グで残ったチリも?) を針で掻き出します。 後は放置して
  完全に乾燥させれば終わりです。

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2025年5月16日 (金)

毎晩CQを出してやろう - スタートから半年が経ちました!

毎晩CQを出してやろうと始めたのが昨年11月半ばでした。
それからひと月後 と、CQを出した累積日数が100日時点
途中経過を記事にしました。 今回 スタートから半年の節目と
なったので、またレポートをまとめておきます。 半年で累積
134日 CQを出しました (平均4日に3日) が、自分でも良く
半年も続けられたなと思います!

Ⅰ.ひと月経過の初回記事に書いた 【前置き】 (抜粋)

当局は1エリアですが、最近の平日夜の430MHzFM帯では
閑古鳥が鳴いていると感じているのは当局だけでしょうか?
          (中略)
「当局だってそうだよな」と思ったので、ここで一念発起して
「頑張って苦手なCQを毎晩続けて出そう!」と決め、行動に
移すことにしました。期間は取り敢えず1か月!

  ● 時間帯:概ね 夜9時前~10時前後までの1時間強
  ● CQの出し方:最初はビームを日光男体山に向けてCQを
   出し、その後 順次向きを変えてCQを出す。
  ● アンテナ:コメット製八木 18エレ 2列2段
  ● リグ:八重洲 FT-991A / i COM  IC-9100で、出力50W

Ⅱ.ここから今回のレポート 半年間の状況のまとめ

(1) CQ応答数の変化
 その一晩に出したCQに対してどのくらい応答があったか
  (横軸はCQを出した日のみをカウントした日数で、1月2
    ~7日のQSOパーティは特殊なので除外。 青線は日々
    データを前後の1週間毎で平均した移動平均です)
  Cq6m1
 ひと月目までは 一晩当たり応答数≧4局 でした (上記青矢
 印区間) が、その後は平均して 応答数=3局弱 で安定してい
 ます (上記赤矢印区間) 。この半年間、当局が出したCQへ
 の応答総数は 406 QSO でした。 また、一晩で何度も出し
 たCQに対して全く応答の無い "空振り" の日は累積100日
 時点から増えておらず、まだ3日だけです。

 当局はCQを出すにあたって「局数を稼ぐこと」は目標にし
 ていないので、"一晩3~4局" のペースは理想に近いかなと
 思っています。 交信時間では平均15分前後/局 で、お待ち
 の局には若干申し訳ありませんが、一般的な 1st QSO 以上
 & ローカルラグチュー未満 の感じでしょうか。 コンテスト
 のような忙しさは性に合わなし、かといって30分以上のロー
 カルラグチューも苦手な方なので、430MHzFMならではの
 気を遣わないQSOスタイルが気に入っています。 15分ある
 とそれなりに色んな話ができます (その分、ネタが無いと間
 が持たない?) 。

(2) 1st QSO 比率の変化

 (1) の中で、初めての交信相手からの応答が占める割合
  (緑線は日々データを前後の1週間毎で平均した移動平均)
  Cq6m2 
 出だしの2週間伸びていった (黒矢印) 後、2割程度で落ち
 着いていました (青矢印) が、3月半ば以降 (赤矢印) はさら
 に減って1割強となっています。 その分 増えているのは
 2度目以降の交信となる "リピート局" です。 この半年間で
 の 1 st QSO の総数は 128 局 でした。 思ったより沢山の
 局とお知り合いになることができました。

 新しい局と出会って知り合いが増えるのも嬉しいし、何度も
 交信して下さる "リピート局" もありがたい限りです。
 (1)で書いた「"空振り" が少ない」件ですが、淋しい限りの
 430MHzFM帯において "空振り" が回避できているのは、
 そのようなタイミングで "リピート局" に応答して頂けて
 るからです。

(3) 県外局 / 県内局 比率の変化

 (1) の中で、県外局からの応答が占める割合
  (黒線は日々データを前後の1週間毎で平均した移動平均)
  Cq6m3_20250516100601
 CQ累積日数100日時点と大きな変化はありません。 若干
 減ったかなという程度で、今でも全体の半数近くが県外局
 なっています。 県内局とは共有できる話のネタが多いことか
 ら密な情報交換が可能です。 一方 県外局とは知らないロー
 カル情報に触れることができて話が新鮮なのと、八木をどこ
 に向けると良いか等新しい発見もあります。 特に1エリア外
 だと尚更です。 そこで、これらのバランスが取れていること
 は大切だと思っています。 また県内だけだとどうしても局数
 が限られることもあり、(2)の 1 st QSO とも関係してきま
 す。 実際、1 st QSO は県外局の方が多くなっています。

Ⅲ.おわりに

 (1) 半年経ってもCQを出す時には未だ緊張します。 応答が
   無いかも知れない、電波が弱くてコールサインが聞き取
   れなかったらどうしよう、ちゃんと話せるだろうか、等
   など不安です。 龍角散 は手放せません。
 (2) 声の出し方はコツみたいなものを感じています。 お腹
   から声を出すことと、しっかりした声量を保ち語尾まで
   キチンと発音することを意識すると、(口先だけで話す
   より) 喉に負担をかけずに声の張りを保てるようです。
 (3) CQの出し方や話す内容について、自分で作ったもので
   はありますが、ロジックツリーは役に立っています。
     ⇒ CQを "ロジカルシンキング" する【巻之参】
     ⇒   同  【巻之四】

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2025年5月 9日 (金)

ありそうで、なかったアンテナ達 【4.導波器/反射器並列化変則八木 を 試作1】

前回の "続:導波器/反射器2列化変則5エレ八木"で設計した、
変則7エレ(導波器2x2-輻射器1-反射器1x2) がアンテナとし
てちゃんと機能するのか実証するために試作してみました。

 前回設計の変則7エレ(導波器2x2-輻射器1-反射器1x2)
Dir4rad1ref2_1 Dir4rad1ref2_3
ブーム長60cmで ゲイン12.26dBi を達成しています。

【試作品】
試作は「うまくいけばそのまま使おう」というレベルではなく
「組んではバラし」を繰り返す前提のプロトタイピングとして
時間を掛けずにチャッチャと組み立てました。 但し、各エレメ
ントはキチンとした長さで切り出しています。
Ant_x1s
エレメントの平行度が怪しいですが、笑ってスルーして下さい。
なお、ブーム等をアルミパイプで作った場合にエレメント毎の
電気的な導通のバラツキによって特性が不安定になるようなこと
を前に経験したので、今回の試作では絶縁体で作ってみました。

【解析結果】
SWR と R(抵抗分の実部)・X(同 虚部) を手持ちのアンテナア
ナライザ RigExpert AA-600 で測定しました。 結果です。
433_dir4_rad1_ref2_5c_swr_s 433_dir4_rad1_ref2_5c_rx_s

どちらのグラフもカタチ的には良い感じです。 SWRは最小で
1.0 近くまで落ちているし、リアクタンスX もSWRが最小にな
る周波数でゼロを横切っており、そこで共振状態になっている
ようです。 アンテナとしてそれなりに動作してくれそうな期待
が持てます。

しかし、周波数が狙ったところよりズレています。 SWR≒1.0
になっているのは 約7MHzほど低い周波数という結果になりま
した。

なぜ設計値と違うのか原因が分からないので、各エレメントの
長さや縦横の間隔を変えてみて周波数特性がどちらに動くかな
ど、もう少し Cut & Try が必要なようです。

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2025年4月22日 (火)

今週 聴いたレコード 13: 4月 第 4週 【マイケル・ジャクソン】

今週の2枚も県立図書館で借りてきたレコードで、マイケル・
ジャクソンのアルバムです。 どちらもマイケル+クインシー・
ジョーンズによってプロデュースされたディスコ調の作品です。

1枚目は1982年発売の「スリラー Thriller」。 ”史上最も売れた
レコード”とされている1枚です (推定7000万枚以上!) 。 グラ
ミー賞も受賞しています。 狼男になったり、ゾンビとダンスす
るミュージックビデオが大きな話題になりましたね。
Thriller

参加ミュージシャンも多彩で、ポール・マッカートニーやギター
でヴァン・ヘイレンが参加しています。

2枚目は 1987年発売の「バッド BAD」。 こちらも3500万枚
以上売れ、"最も売れた"ランキングの上位に入っています。 この
頃はテクノから続く近未来的なサウンドが流行った時代でした。
Bad

個人的には、ビートに乗った表題曲の「BAD」がお気に入りで
す。

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2025年4月11日 (金)

今週 聴いたレコード 12: 4月 第 2週 【松任谷由実】

今までも何枚かあったのですが、今週は2枚とも県立図書館で
借りてきたレコードで、ともにユーミンです。 本シリーズでは
プログレの第2回に荒井由実時代の「YUMING BRAND」を取
り上げましたが、今回は松任谷由実になってからです。

1枚目は1983年発売の「リ・インカーネーション」。 SFファ
ンタジー的な内容に合わせた感じなのでしょうか、ジャケット
もプリント基板 (ユニバーサル基板) をデザインしたものになっ
ていて、裏面 (下右) のグチャグチャに変更された配線で何を
伝えようとしているのか考えるのも楽しそうです。
Reincarnation Reincarnation_b

このLPレコードでは 曲間の空白部が無く、そのまま次の曲の
始まりに繋がっているところが何箇所かあって、Best盤のよう
なシングル集ではないアルバムらしさが感じられます。 有名曲
は少ないですが、良い曲が揃っています。

2枚目は 1984年発売の「NO SIDE」。 キンキラキンに光り輝
くゴールド一色のジャケット。 その真ん中にあしらわれている
のは緑色の「ユーミン マーク (Y+M+I) 」。 これをデザインし
たのは前に ピンク・フロイドの回に出てきたヒプノシス です。
No_side

収録曲には全体に冬をイメージさせる曲が多く、共にスポーツ
をテーマとした名作「ノーサイド」「BLIZZARD」が収められ
ています。「ノーサイド」が作られたのは 1984年正月の全国
高校ラグビー大会がきっかけだそうです。 一方「BLIZZARD」
は その後1987年に アマチュア無線ブームに火を付けた映画、
「私をスキーに連れてって」の中で使われました。

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2025年4月 4日 (金)

今週 聴いたレコード 11: 4月 第 1週 【春しぐれ / ロンバケ】

洋楽が続いたので (プログレ特集 1~4) 、今回は邦楽です。
邦楽といっても、1970年代後半から1980年代初頭にかけて
流行した、シティポップ的な2枚です。

1枚目は 1977年に発売された丸山圭子のセカンド・アルバム、
「春しぐれ」。 丸山圭子の大ブレーク作、「どうぞこのまま」
(1976年) は入っていませんが、30万枚を超える作品になりま
した。 このアルバムからシングル・カットされた、「あなたに
つつまれて」も大ヒットしています。 
Photo_20250404135901

丸山圭子の雰囲気がいいなと思って大学時代に買った1枚で、
良く聴いていました。 が、その後行方不明になり、最近思い出
して買い直しました。 全て丸山圭子の作曲なのですが、色んな
曲調の曲が入っていて全て楽しめる1枚です。

2枚目は 押しも押されもせぬナイアガラ・レーベルの金字塔、
大滝詠一の「A LONG VACATION」。1981年のアルバムです
が、ちょうどレコード→CDの移行期にあたっていて、1982年
にはCD (これが日本のCD第一号!) も発売になっています。
本作はLP・CD合わせてミリオンセラーになったのですが、
CD版がもっと後なら、おそらく日本で通算5枚目 かつ最後の
ミリオン・セラーLPになっていたはずです (他4枚は井上陽水
「氷の世界」、松山千春「起承転結」、YMO「ソリッド・ステ
イト・サヴァイヴァー(既紹介) 」
、寺尾聡「リフレクションズ」
で、全部持っています) 。
Photo_20250404135902

豪華なバックミュージシャン (細野晴臣、遊眠亭主=松任谷正隆
・・・) 、凝った編曲とレコーディング (本人) 、はじけるよう
に煌びやかな伴奏 等々、大滝詠一のセンス/才能と松本隆ワール
ドを存分に感じさせてくれます。 1曲目の前に音合わせ ~ 太田
裕美の「散歩しない?」~ ラスト曲の前の手拍子アンコールな
ど、楽しい演出も盛り沢山です。

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2025年3月27日 (木)

今週 聴いたレコード 10:<番外編 1>【特殊なレコード収集】

今回は <番外編> として、当局が持っているレコードの中で、
他の方はまず持ってなさそうな、特殊なレコードのコレクショ
ンを紹介します。

何が特殊かというと、これらは "聴いて鑑賞する" レコードで
はなく、プレーヤー⇒アンプ⇒スピーカーに至る経路の性能を
チェックするための「音質評価用音源レコード」です。 特に
(1) ~ (4) は普通の音楽ではなく、単一周波数の正弦波音源 が
記録されていて、オシロスコープを併用すれば 音質の定量的な
計測 / 比較 / 評価 に使える 非常に貴重なレコードです。

(1) NHK 標準周波数レコード R-25 (おそらく非売品)
  Nhk
  昭和39年7月 (=1964年) 製とあり、日本放送協会 (NHK)
  が 日本ビクター(株) に製作させたもののようです。下は
  30Hzから上は 15kHzまで実に19種類もの単一周波数の
  正弦波音源が記録されています (古い時代なので、盤には
  Hzではなくc/sで表記) 。 10kHz 超の、12kHz / 15kHz
  を記録したレコードは他になく、レコード針 / カートリッ
  ジの性能評価用として非常に貴重です。 なお、この盤は
  モノラルのようです。

(2) DENON PCM/45rpm オーディオ・チェック
  Denon_pcm
  1977年5月製。 A面には 70Hz~10kHzまで5種類の単一
  正弦波音源と複数種の帯域ノイズ、規定量の溝振幅で刻線
  された音源等、多彩な音源が記録されています。 溝振幅=
  音量レベルを定量的に意識した音源では、針 / カートリッ
  ジのトレース能力の評価が可能になっています。 B面には
  耳で聴く評価用に、各種の楽器 (大太鼓、チェンバロ、ピ
  アノ、三味線 etc.) の演奏が記録されています。 (1) と
  同様に、カートリッジ評価用を強く意識した盤です。 この
  盤は30cmですが、45rpmになっています。

(3) コマンド・ステレオ装置テスト用レコード SC 1
  Check_out
  こちらは (1) (2) と比べると、ステレオアンプ (含イコラ
  イザ) のf特と直線性、ターンテーブルのWow フラッタ、
  スピーカーの音響性能等の評価を意識した盤になっていま
  す。 単一周波数正弦波の範囲は 30Hz~10kHzです。
  なお、ジャケットの説明文は日本語ですが、盤内のナレー
  ションは全て英語です。 上記写真下段のグラフは Phono
  イコライザ の RIAA特性の周波数チャートです。

(4) moving pulse 耳で聴くステレオ・テスト・ レコード
  Audio_technica
  オーディオ・テクニカ製作。 この盤のみ 17cm ですが、
  33-1/3 rpmです。 「測定機の目盛りとにらめっこしなが
  ら調整を試みるような厳密なテスト・レコードとは、やや
  性格を異にします」と書かれているように、内容も他の盤
  とは違っていて、ステレオ定位が左 / 中央 / 右 だけでな
  く、1/2左 や 1/2右といったものが入っていたり、大音量
  で再生してスピーカーのコーン紙や部屋自体のビリつきを
  調べる "低域共振テスト" 、ターンテーブルの振動を調べる
  "無音溝" など、ユニークな盤になっています。

(5) DENON カートリッジ・クリニック・レコード
  Denon_cartidge
  DENON が MCカートリッジ DL-303、MMカートリッジ
  DL-202 の発売記念で製作したものです。 種々の楽曲が
  録音されていますが、各曲ごとに同じ内容がレベルを4段
  階に変えて録音されています。 カートリッジの針圧を変え
  ながらこれらを再生して、どこで音色 / 歪 / ビリつきなど
  が現れるを試して、カートリッジのトレース性能を評価
  ることができます。

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2025年3月26日 (水)

CQ発信 が 11月半ばのスタートから 100日になりました! - ひと月間、毎晩CQを出した結果

12月23日の記事 
   頑張りました! - ひと月間、毎晩CQを出した結果

11月半ばのスタート以来、時々サボりながらも CQを出した
日数が 約100日になりました。 そこで、ここまでの結果の報告
と 感じたことなどを綴ってみます。

【CQ 100日間の統計】

(1) CQ応答数の変化
 その一晩に出したCQに対してどのくらい応答があったか
 (青線は日々データを前後の1週間毎で平均した移動平均)

  Cq100

 前回報告の1ヶ月目までは 一晩当たり応答数≧4局 の日が
 過半数でした (上記青矢印区間) 。 その後はやや減ってきて
 いますが、波はあるものの平均して 応答数=3局弱 で推移
 しています (上記赤矢印区間) 。 当局はCQを出すにあたっ
 て「応答数を稼ぐこと」 は全く目標にはしていませんので
 "一晩3~4局" のペースは理想に近いかな と思っています。
 なお、一晩で何度か出したCQ (結構しつこく出してます)
 に対して全く応答の無い "空振り" の日は 幸いなことに3日
 だけでした。

(2) 1st QSO 比率の変化
 (1) の中で、初めての交信相手からの応答が占める割合
 (緑線は日々データを前後の1週間毎で平均した移動平均)

  Cq1002

 出だしの2週間くらいは 初めての交信となる相手局が順調に
 伸びていったのですが、その後はほぼ単調減少となり、最近
 は2割程度で落ち着いています。 この減少傾向の理由ですが
 交信相手局の内訳をみてすぐ判りました。 2回目以降の交信
 となる "リピート局" が増えたことによるものでした。
 最初のQSOでガッカリすることなく、2回目以降も声を掛け
 て下さる局長さんには感謝しかありません。

(3) 県外局 / 県内局 比率の変化
 (1) の中で、県外局からの応答が占める割合
 (黒線は日々データを前後の1週間毎で平均した移動平均)

  Cq1003

 県外局比率に関しては 変動は結構あるものの マクロに見れば
 スタート当初から最近まで大きな変化は見られず、県外局 と
 県内局 がほぼ半々という状況が継続しています。 事前の予想
 よりも県外局数が多いのですが、理由として推測しているのは

  1.栃木県内は当局から日光男体山反射でFBに交信できる
    エリアが多いこと
  2.埼玉県・千葉県・東京都等の局に対しては、茨城県北
    からのCQは比較的珍しく、応答が掛かりやすいこと

 といったところかな、と思っています。

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