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2023年8月 7日 (月)

JE1CRG が 430MHz帯での山岳反射・回折を 実際に実験してみました! -その2-

前回の"その1"に続いて、今回は「送信局と受信局を各1局
に固定し、同一の組合せの中で "異なる複数の山" を使って
各径路毎の山岳反射・回折の効果を比較する」実験を行いま
した。

【実験2】
八ヶ岳の赤岳山頂 (標高2899m) から移動運用で出ている局
(多分ハンディ機+無指向性ホイップ/ロッドアンテナ) と他局
との交信を当局 JE1CRG がワッチ (赤岳山頂側の局のみ) し、
その受信可否を調べました。 当局から赤岳は直接見えないた
め、間に "山" を1つ挟み、その山によって生じる山岳反射・
回折の効果で受信するというものです。 実験に用いた "山" は
下記9山で、全て 当局~各山 と 各山~赤岳山頂 は "見通し:
可" です。 1.~6. は各々山体側方への反射、7.~9. は山頂向
う側への回折で伝播する形となります。

  1. 男体山 654m: 茨城県大子町
  2. 釈迦ヶ岳 (高原山) 1794m: 栃木県矢板市
  3. 男体山 2484m: 栃木県日光市
  4. 袈裟丸山 1961m: 栃木県日光市
  5. 黒桧山 (赤城山) 1828m: 群馬県前橋市
  6. 富士山 3776m: 静岡県富士宮市
  7. 雨引山 409m: 茨城県桜川市
  8. 加波山 709m: 茨城県桜川市
  9. 筑波山 876m: 茨城県つくば市

送信局の出力が小さく、当局のアンテナでは力不足なためか
ノイズ大で、アンテナ直下プリ:ONでの受信となりました。
直下プリを入れると信号強度をSメータで正確に読み取れない
ので、不本意ですが受信可否は簡易的に〇△×の3段階表記に
なってしまいました。 結果をプロットすると、こんな感じに
なりました。 ↓ (クリックで拡大可能)
Qso
黒△と青破線は山体側方への山岳反射での受信を示し、赤△
と赤破線は山頂向う側への山岳回折での受信を示しています。
山名の脇の "〇△×" が受信可否で、〇:明瞭度5、△:明瞭
度4~3、×:受信不可 です。 また、各山△の下はその山を
挟んで赤岳山頂と当局が成す開き角 (入射角+反射角、ある
いは回折角に相当) です。 なお、当局が使用したアンテナは
18エレ×2列×2段です。

【考察2】
(1) 〇で良好に受信できたのは、山岳回折の中で回折角の
  小さい (1°と8°) 7.と 8. のみであった。 回折角の大き
  い 9. と 山岳反射の方は△・×のみだった。 直感的な
  予想に違わず、回折角の小さい山岳回折が有利なように
  見える。
(2) 〇の山岳回折で使った山は決して高い山ではなく、400
  ~700mの低山であったが、それなりの回折効果が得ら
  れていることが伺える。2山の山容はあまり尖がってい
  るようには見えないが。
(3) 今回の実験に用いた赤岳までは約200kmと距離が非常に
  遠く、山岳反射に用いた 2.~5. の山での開き角が必然
  的に110~130°と大きくなっているのが不利な原因かも
  知れない。
(4) 1. の大子男体山は、別の交信実験から山岳回折では十分
  使える山であるとの結果が得られているが、低い山は
  山体が小さく、山岳反射には向かないのかも知れない。
(5) 富士山は反射の開き角は小さいが、当局からは手前にある
  筑波山の稜線ギリギリの "見通し" になっているため、
  元々不利なのかも知れない。 一方、山岳回折では富士山
  も愛知県・三重県などと良好な交信実績が得られており、
  一般論として同じ1つの山では「山岳回折>山岳反射」が
  成り立つのかも知れない (もっとデータが欲しい!) 。

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