【真空管 Audio Collection Ⅴ: アナログ音源編】 #1 レコードプレーヤーのゴムマット ⇒ 導電スポンジ に交換
【真空管 Audio Collection Ⅳ: 携帯プレーヤー編】 #1 の
冒頭で、
「 "真空管ラジオ" から始まった私の Audio Collection は 次
に "真空管ステレオアンプ" へと進んだのですが、それで聞
く音源としてはイマドキの デジタル音源 ではなく やはり
アナログ音源 だろうということで、"レコードプレーヤー"
を手に入れ、更に録音手段として "カセットデッキ" へと進
んでゆきました。」
と書いたように、"レコードプレーヤー" を入手して、アナログ
盤を聴いています。 未だレコードプレーヤーの紹介記事もUp
していない状況からいきなりで恐縮ですが、今日はレコード盤
の大敵、"静電気" の話題をUpします。
私の所有するレコードプレーヤーは、パイオニア製の PL-340
(ともう一台、PL-M340も所有) です。 中古で入手したので純正
かどうかは分からないのですが、ゴム製のターンテーブルマット
が付いています (下の写真ではマットが分かりやすいように赤盤
のEPレコードを回しています) 。
至ってフツーのゴムマットで、テスターで導通を測ってみても、
完全に絶縁体です。 ゴムマットに導通があれば、レコード盤に
静電気が付着しにくくなるんじゃないか? といつも思っていま
した。
ある日 ジャンク箱を整理していたら出て来たのが、CPUやICを
刺して保管するための、"導電スポンジ" 。
あれッ、コレ良いんじゃない? ということで早速試してみま
した (私がネット検索した範囲では、レコードプレーヤーに導電
スポンジを組合せた例は他に見つかりませんでした) 。
直径30cmが採れる大きさじゃなかったので、まずはEPレコー
ド用としました。 元がピッタリ正方形だったので、できるだけ
正確に中心を割り出して、アダプターの直径分をくり抜きまし
た。 厚みは5mmで、元のゴムマットの4mm強より若干厚いの
ですが、まぁこの程度は許すことにします。
プレーヤーのゴムマットを外してセット。
円でなく正方形ですが、まあまあキチンとした4回対称なので
回転ムラは気にしないことに。 EPレコードを回してみます。
再生の音を聴いている分には問題なさそうです (あくまで個人的
な感想) 。 きっと気のせいだと思うのですが 、パチパチが少し
減ったような気もします。 調子に乗って、EP用のアダプター
を外して そのまま 30cmLP盤も回してみました。
ストロボスコープはきれいに静止していて、回転も安定している
ようです。
使った導電スポンジは、フツーの台所用スポンジよりは硬め (IC
のピンが刺せる) ですが、レコード盤にキズが付くほどの物では
なさそうです。 もう一つ気になるのは、レコード盤を保持して
しっかり回転させるための摩擦力。 30cmLP盤の外周を手で
回して空回りする時の感触では、ゴムマットの半分くらいかな?
という感じです。 でも 私のカートリッジの針圧 (普段は2.0g)
では今のところ問題ないようです。
試しにこれでしばらく使ってみようと思います。 また、30cm
が取れる導電スポンジも探してみようと思います。
⇒ "30cmフルサイズ化" の記事へ