世界一小さなキャンピングカーを自作! - <その27> 換気機能を劇的に改善して夏仕様に! (後編)
前編 の【7】通気性を大幅upした新換気システムを導入!
の続きです。"ルーバー (よろい戸)" の構造を少し詳しく紹介
します。
まずは "メインルーバー" を取り付ける前で、"入り口ドア" が
網戸になっている状態 (左) と、それに 網戸部を遮蔽する
"シャッター板" を取り付けた状態 (右) 。 ("シャッター板"を
取り付けると、雨や光が遮断できますが、風も入ってきませ
ん)
内側から見ると、
次に、"メインルーバー" と "シャッター板" の単体を並べた
写真。 外側と内側。
"メインルーバー" も "シャッター板" も、面ファスナーで脱着
します。
そして、前出の写真の "シャッター板" の代わりに 網戸部に
"メインルーバー" を取り付けた写真。 外側からと内側から。
"ルーバー" 部の断面は下の模式図のようになっていて、風
(広い所では大抵 地面とほぼ平行に吹く) 、雨 (風交じりで
斜め方向から降ると想定) 、太陽光 (午後で斜めから差すと
想定) 、外の人の視線 (やや見下ろす形) の各流れを、
風:緑 、雨:青 、太陽光:赤、外の人の視線:黒点線
で表わしました。
このように風は効率よく内部に導かれますが、雨・太陽光・
外の人の視線はうまく遮られます。
なお、ひどい吹き降りの雨の場合や 気温が低く風が寒く感じ
られる場合、寝る時など少しでも外部の光があるとまぶしい
場合などのために、内側から網戸部を遮蔽するシャッターも
作りました。