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2021年2月21日 (日)

【真空管 Audio CollectionⅠ: ラジオ編】 #5 RCA Victor X-552

前の "#2 Zenith Y723" に続いて、2台目の Made in USA。
やはり、アール・デコ調デザインのラジオです。Zenithと同様
ベークライトの筐体ですが、アイボリーに塗装されています。
SW・FMの付かない、中波AM専用のモノバンド機です。

Img_2823ts

製造時期はこれまで紹介した4台に比べてやや古く、1951年と
のことです。日本では未だST管トランス式5球スーパーの時代
だというのに、アメリカではもうトランスレスの時代に入って
います。ただ完全MT管化までは至っておらず、下の写真で分か
るように電力増幅のみGT管になっています。構成は、12BE6+
12BA6+12AV6+50L6GT+35W4。これだとヒーター電圧の
合計が122.8Vで日本のライン電圧に対しては高過ぎるので、
50L6GTの姉妹管35L6GTを入手して交換し、合計を107.8Vに
下げて使っています。

Img_2837ts

最初の写真で正面に見える操作ツマミは周波数ダイヤルだけ。
糸掛け式で減速プーリを介してバリコンを回す方式ではなく、
デザイン重視でしょうか、潔い直結式です。そして電源SW
付きの音量調節ツマミは 下の写真で右側面にある青矢印の先
のお洒落な平たい円盤。その右上方に見える穴はPhono入力
ジャック。流石のRCA、この時代に既にRCAピンジャックな
ので、イマドキのオーディオケーブルをそのまま繋げます。

Img_2833ts

パイロットランプはココに付いています。天井部の中央にある
チョンマゲ状の飾りモールの直下。元は35W4のヒーター部から
分岐した豆球だったのか後で交換されたものかは分かりませんが
ネオン管です。

Img_2830s

先のZenith同様、受信コイルがループアンテナになっているの
で、電波の入りやすい窓際では感度に問題はありません。この
筐体だともう少しスピーカーが大きくても良いのではと思うの
ですが、4インチ(φ100mm)の小さなスピーカーなので、残念
ながら安っぽい音です。

 

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