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2021年2月21日 (日)

【真空管 Audio CollectionⅠ: ラジオ編】 #6 オンキョー (型式不詳AM/FM)

真空管ラジオとしてはかなり後期の製品で、AM/FMの2バンド
が受信できるモデル。おそらく1964年(昭和39) 前後の製品と
思われます。デザイン的にはスマートなのですが、木製キャビ
ネット (この時代の卓上ステレオと同様の化粧合板製) です。
メーカーは "ONKYO" のロゴから (株)大阪音響 と分かるので
すが、型式銘板も回路図もなく、モデル名が分かりません。

Img_2863s

内部は一応、金属シャーシになっていますが、FMフロントエン
ドより後の真空管3本とIFTはプリント基板上に載っています。
構成は17EW8+12BE6+12BA6×2+12AV6+35C5 の6球。
B電源の整流はシリコンダイオード、FM検波はゲルマニウム
ダイオードです。周波数ダイヤルの糸掛けはAMとFMで別々に
なっていて、前パネルのツマミを回すとAM側ダイヤル糸が
プーリー経由でAM用親子バリコンを回し、その親子バリコンの
回転軸に巻かれたFM側ダイヤル糸がFM用μ同調回路のフェラ
イトコアを出し入れするという二重構造になっています。

Img_2873s

FMの周波数ダイヤルは一応、76~90MC (古いのでMHzではな
く、メガサイクル) になっていますが、思い切り回し切った低い
側でギリギリ76.2MHzが受信できるように調整すると、高い側
は 文化放送のFM補完放送 91.6MHzが受信できるようになりま
した。この後、受信感度を最大化するために IFTのコアを調整し
ようとしたのですが、コアのネジ穴が特殊?なせいか、手持ちの
工具では回せませんでした。現状、悪い状態にはないようなの
で、あきらめることにしました。

Img_2866s

AMはバーアンテナが、FMは中間周波数増幅が2段 (12BA6×2)
あるので、共に実用的な感度で聴くことができています。

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