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2021年2月16日 (火)

【真空管 Audio CollectionⅠ: ラジオ編】 #3 NANAO? 型式不明ラジオ

3台目は ヤフオクに安く出品されているのを見つけた、レトロ
なラジオ。「音が出ないジャンク品」とのことで、他に入札者
も無く、送料込み 2千円ちょっとで落札できました。コンデン
サ等を新品に交換後 通電すると、確かに音が出ません。でも
"真空管が動作しているようなのにノイズすら無い全くの無音"
というのを不審に思い、色んな箇所を当たってみると、案の定
出力トランスの断線。新しい出力トランスを入手して交換する
と、良好に受信できるようになりました。大容積の全木製キャ
ビネットと16cm大口径スピーカーの組合せは 低音が豊かで
良く鳴ります。明るくて暖かい色の電球式パイロットランプも
良い雰囲気です。

Img_2795ts

このラジオは色々と謎の多いラジオで、メーカーロゴも無く、
型式銘板も無いため、メーカーも型式も良く分かりません。
メーカー名らしいものは唯一、周波数目盛りのガラス板の隅に
極く小さい字で "NANAO ELECTRIC" の表記があります。
七尾電機? それともNANAOLAブランドの七欧通信機(株)?
良く分かりません。

Img_2793ts

次なる謎は「ST管ではなくMT管」。"全木製キャビネット+
ガラス製周波数目盛り板+布製サランネット張り" のラジオは
ヤフオク等の出品を見る限り、まず例外なくST管ラジオです。
しかし、このラジオはMT管。シャーシの真空管ソケット用の穴
はST管用のようですが、MT管用のソケットが取り付けてあり
ます。構成は 6BE6+6BD6+6AV6+6AR5+6X4 の5球。
高出力の6AR5を使っているので、かなりの大音量が出せます。
トランス式であることから、1953年(昭和28)~1955年(昭和
30)頃の製品だと思われます。1956年(昭和31)以降はトランス
レス方式が主流になっていったようです。

Img_2842s

さて、今後はAM放送が廃止に向かう流れもあるようで、真空管
ラジオを長く楽しむためには、FM放送を受信できることが必要
かな、と考えています。このラジオはAM専用ですが、外部から
Phono入力ができるので、別途紹介予定の真空管FMチューナー
"ナショナル RE-510" と組合せ、東京局はFM補完放送の方が
AMより受信しやすいのもあって、FM放送メインで楽しんでい
ます。

Img_2794ts

 

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