カセットウォークマンを修理
上の写真のWM-EX3 のワウ・フラッター/音揺れは、あくまで個人
的な評価(中古機なので甘い目)ですが、後述の記号で次のような
感じでした。
Fwd(フォワード)側:B Rev(リバース)側:S
(録音はTEACデッキでメタルテープ/Dolby-B使用。ウォークマン
で再生してケーブルでPCに直接取り込み)
Fwd側再生例
Rev側再生例
注)Fwd側は、挿入したカセットの表側(A面を上にして挿入
した時はA面)を再生する方向、Rev側はオートリバース
で裏側(前例だとB面)を再生する方向。
ちなみにヤフオクでこれまで入手した中古ウォークマン8台(全て
WM-EX/FX1桁シリーズ)の内訳は
1.ジャンク品(5台)の修理後
Fwd/Rev = A/S x1 、B/S x2 、C/S x1 、D/D x1(修理断念)
2.整備品(3台)の入手時点
Fwd/Rev = S/S x1 、C/S x1 、C/C x1
3.同上整備品の修理後
Fwd/Rev = S/S x1(そのまま) 、B/S x2
上記のようにこれまでWM-EX/FX1桁シリーズを見た範囲では、
ワウ・フラッターはほぼ「フォワード側>リバース側」の傾向でした。
これらウォークマンでは、テープ駆動用キャプスタンを回転させる
プーリーがFwd/Revで別々になっており、設計上の構造差に起因
しているのでしょうか?
【音揺れ の評価レベル】
S:全く~ほとんど分からない。中古ウォークマンでは"優秀"
A:気を付けて聞けば曲によっては一部のパートで分かるが、聞き
流せるレベル。中古ウォークマンでは"良"
B:曲によっては一部のパートで気になるが、まぁ許容範囲。中古
ウォークマンでは"並"
C:大抵の曲で音揺れが分かり、我慢が必要なレベル。中古ウォー
クマンでは"下"。修理途中ではこの辺が普通だが、”30本で
いくら”等の粗悪ベルトだとここ止まり
D:最早音揺れの範疇を超えたレベル。”故障品”ではなく、落下させ
た等による”破損品”。ベルト交換&調整では修理不可で"論外"