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2019年3月31日 (日)

【シャープ 5F-132 修理記録】- 同い年の"真空管ラヂオ"をゲット & 再生!

 前回upした記事 = 「"つちうら古書倶楽部"の骨董コーナー
でGetし、 再生した真空管5球スーパーラジオ (シャープ
5F-132)」の修理内容をまとめておきます。

1.根本的な問題

色々と手を入れた箇所はあるのですが、最終的に振り返って
みると、前の持ち主が骨董屋に売りに出した時点での問題は

 (1) 整流管 35W4 のヒーターの (部分) 断線

    35W4 で、パイロットランプのための中間タップ部分
    が切れていたようです。この部分はパイロットランプ
    が並列に入っているため、断線していても即アウトと
    はならず、他の真空管の暖まり方次第ではタイミング
    次第で起動に成功することもあり、不具合箇所の切り
    分けに手間取りました (最初は正常に動いていると
    思っていた) 。ネットに上がっている情報によれば、
    パイロットランプ断線 ⇒ 35W4 ヒーター断線の順序
    で起こることが多いとのことですが、持ち主はその
    後でパイロットランプだけ交換したのでしょうか?

 (2) ヒューズホルダーの接触不良
    シャーシに直付けされたヒューズホルダーの金具が
    ゆるゆるなのと、ガラス管ヒューズ自体も劣化。

の2点であったようです。最終的に(1)は正常な 35W4 と交換
しました。また今後のヒーター断線リスク低減のため、パイ
ロットランプを 35W4 の中間タップから引き出す方式は止めて
新たに100V用のネオン管を採用しました。

2.その他

 (1) ハム音の対策

    ハム音が大き目だったので、ブロック型電解コンデンサ
    (40μF+40μF+20μF)を個別の47μF+47μF+20μFに
    交換。

 (2) 劣化コンデンサの交換

    予防保全の意味も込めて、オイルコンデンサの全数を
    フィルムコンデンサに交換。

 (3) ガリの出ていたボリュームの交換

    電源SW+トーンコントロール用と音量調節用の2個を
    交換。現在では回転軸が短いモノしか無いので延長用
    の軸を付け足し。

 (4) 全体の清掃と木製キャビネットの再塗装

    前面のプラスチック製パネルと飾りメッキ部は研磨剤で
    磨いてクスミ取り&ツヤ出し。キャビネットはパテで
    傷・凹みを埋めた後、チョコレート色の塗料で再塗装。

これで外観もキレイになり、ハム音も耳をスピーカーに近づけ
ないと気にならない程度に小さくなりました。中波・短波とも
感度良く受信できています。元々付いている16cmスピーカーは
低音も良く鳴り、中々の音質です。


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