同い年の"真空管ラヂオ"をゲット & 再生!
先日ロバート・キャパ展を見に、土浦市民ギャラリーへ行っ
たのですが、ついでに傍の"つちうら古書倶楽部"を覘いて
きました。 ウィキペディアによれば関東最大級の古書店だ
そうで、前にTVで取り上げられていました。
店には古本の他に骨董品コーナーもあり、そこに陳列されて
いた1台の真空管ラジオに惹き付けられてしまいました。
早川電機 (現シャープ) 製の5球スーパーで、BC (AM)/ SW
の2バンド、大ぶりな木製キャビネットには16cmスピーカー
が入っています。 "ジャンク品"とあるので、そのままで音が
出るのは期待できなさそうですが、外観上は破損個所もなく
真空管等も揃っていて、内部も比較的きれいです。 少し修理
すれば動かせるのでは、と感じたので、思わず買ってしまい
ました。
状態の分からないものにそのまま通電するのは危険なので、
まずはシャーシを取り出し。 真空管を外して各部を丹念に
クリーニング。 製造から60年は経っているはずなのに、電解
コンデンサをはじめコンデンサ類はきれいで、パンクしたもの
危なそうなものは無さそうです。 焦げた抵抗も見当りません。
パイロットランプも切れていません。 ヒューズと電源コードの
プラグだけは頼りなさそうだったので、新品に交換しました。
脚のピンとソケットの接触具合を確認しながら、外した真空管
を再挿入。 1本だけソケットが緩かったので、小型のラジオ
ペンチで受け側の金具を曲げて手直し。
各所をテスターで当たり、大きな問題は無さそうだったので、
電解コンデンサの劣化が少し怖かったのですが、試しに通電。
パイロットランプが光った後、真空管のヒーターが赤く灯り、
スピーカーからはブーンと小さなハム音が。 そこでチューニ
ングつまみを回してみると、何と放送が聞こえるじゃないです
か! しかも周波数目盛りもピッタリ。 拍子抜けするくらい
簡単な作業で再生できてしまいました (こんな状態の良い
ラジオを¥5,000でゲットできるなんて、超ラッキー!) 。
このラジオはトランスレスですが、キャビネットがプラスチック
製ではなく木製なので若干古い目、おそらく昭和30年ちょっと
の頃に製造されたものではないでしょうか? とすると、私と
ほぼ同い年になります。
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