世界一小さなキャンピングカーを自作! - <その7> ボディーは総アルミ張り
これまでの外観写真からお分かりのように、ボディーのカバー外
側は全体に銀色をしています。 そして内側はベージュ色です。
このカバーの構造ですが、3層構造になっています。 各層の
構成が分かりやすいように、構造サンプルを作ってみました。
(各画像は、クリックで拡大できます。)
断面はこのようになっています。
断熱フォーム建材の"ウッドラック・ザスリム"は、ポピュラーな
"スタイロフォーム"と同じ会社が出している、より密度が高く
その分、薄くても高い断熱効果が得られる、硬めの丈夫な素材
です (値段も高いですが) 。 "スタイロフォーム"のザラザラした
表面とは異なり、ツルツルの表面コーティングがされているので
そのまま内装に使えます。 でも丈夫とは言え、これだけだと
ぶつけたりした時に凹んだり割れたりしてしまうので、外側に
プラ段 (ポリプロピレン製の段ボール) を貼り合せて補強して
います。 機械強度と防水性ではこれでOKなのですが、プラス
チックは紫外線にやられてしまうので、さらに表面をアルミで
覆っています。 ついでに、(1) 夏の強烈な太陽熱をはね返せる、
(2) 外観がカッコ良い (アメリカの巨大キャンピングトレーラの
"エアストリーム"みたい?)、といったねらいもあります。
カバーは、この構造のパネルをアルミテープで隙間なくつないで
貼り合せてあるので、断熱効果はバツグンのはずです。
なお窓ですが、PET (ポリエチレンテレフタレート) 製のシート
(0.5mm厚) を使いました。 傷つきにくく、耐候性・透明度も
良好です。