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  • 磯田道史: 武士の家計簿

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2015年8月

2015年8月16日 (日)

移動/モービル環境を強化! - <その17> 6m用3エレアンテナを自作 《製作編》

《設計編》で仕様を固めたアンテナの製作・組み立て・調整に
入ります。

エレメントの材料はアルミパイプ。 前回掲げた「(3) エレメント
長はキホン1/2λで3mくらいに決まってしまうので、せめて収納
状態では2m以下のパーツにバラしたい」 という目標を実現する
ために、

 φ6mm・t=1.0mmのアルミパイプ内にφ4mmアルミパイプを
 挿入して、2~3本継ぎにする

という基本構成にしました。 1本のパイプ長がmax. 1mなので
放射器の片側は2本継ぎ、導波器は3本継ぎにします。 放射器は
2分割なので片側で2m未満ですが、導波器は1本ものなので2m
超になり、3本継ぎのうちの1本を収納時に外します。

ところが、実際に作る段になって、

 φ6mmパイプ内径 < φ4mmパイプ外径

であることが判明。 当然、はめ込むことができません。 そこで
φ6mmパイプ内径を4mmのドリルで広げたら、φ4mmパイプを
キッチリとはめ込むことができました。 もちろん、テスターで
導通は確認しておきます。 各エレメント長ですが、調整時に
切り詰めることを前提に、50mm程度長めに作っておきます。
(赤数値は調整後の仕上がり長。 給電線・同軸ケーブルの接続
  方法も図中に解説してあります)

Ant6m_02_3Ant6m_01_2

後はブームの加工と各エレメントをブームに取り付ける固定具
を作るだけで完成です。 そして、お盆休みに泊まり掛けで会社
の無線仲間の集まり (移動運用 兼 親睦会) があるので、そこへ
持って行って調整する、という計画です。

ところが、ここで大問題が。 集まりまでもう日がないのです!
そこで、ブームの正式品はあきらめ、手近にあったラワン材で
チャッチャと骨組みを作り、エレメントは結束バンドで仮止め、
という簡単なかたちで済ませることにしました。

Ant6m_03_3
当日、OMさんの1人が MFJ のアンテナアナライザをお持ちだ
ったので、お借りして調整の追い込みを行いました。
(コレ、便利です! 良い値段ですが欲しくなってしまいました)

Img_0881s_4

SWRは最初から50.5MHzでは十分低かったのですが、52.0MHz
では2.0超 になっていたので、各エレメントを20mm程度切り
詰めた結果、50.0~52.0MHzの全バンドで1.8以下にすることが
できました。 下図は、MFJ-259Bで測ったSWR、R (純抵抗) 、X
(虚数部) をグラフにしたものです。 各グラフとも、破線が切り
詰め前で、実線が切り詰め後です。 同調が高周波数側にシフト
しているのが分かります。 ねらった50.5MHz近辺で、虚数部が
ほとんどゼロ、R≒50ΩでSWR = 1.1という好結果です!

Ant6m_05b

さぁ次は実運用テスト、という段階になって、雨が ... エレ
メントは木材に接しているので、濡らしたらダメですよねぇ。
ということで、感度・飛びの確認は次回以降になってしまい
ましたが、インピーダンスマッチング不要で、HB9CVよりも
簡単な構造の6m用ビームアンテナを作れたので、大満足です!

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移動/モービル環境を強化! - <その16> 6m用3エレアンテナを自作 《設計編》

6m (50MHz SSB/FM)に関して私が常置場所から出られる環境
は、マルチバンドの逆V型ダイポール (CHV-5) です。 18MHzや
21MHzはこれで結構遊ばせてもらっているのですが、6mは感度
が悪く、6m & DownやField Dayでも出ている局を少ししか
見つけられない状況です。 地上高が足りないせい? それとも、
回せない上に固定している方位が良くない?

そんな感じでず~ッとモヤモヤしていたのですが、「もう少し
感度が稼げるアンテナを持って、多少ロケーションの良い所へ
行って移動運用してみようか?」と思い立ち、アンテナを自作
することにしました。 最初、HB9CVの市販品を買おうかな、
とも思ったのですが、「このくらいだったら、自作でもなんとか
なりそう?」と感じたので、手作りに挑戦することにしました。

作るアンテナの目標ですが、折角なので人と違うオリジナルな
ものにしたい&できるだけ簡単に作れるように、ということで、

  (1) ビームアンテナで、ゲインは2エレHB9CV相当の6dBi+α
  くらいは欲しい
  (2) ブーム長は長くても1mくらいまででコンパクトに
  (3) エレメント長はキホン1/2λで3mくらいに決まってしまうの
  で、せめて収納状態では2m以下のパーツにバラしたい
  (4) できれば給電部はコンデンサ・コイルも無しで、50Ω同軸
  ケーブルの直付け (今までの自作のように) でいきたい

で検討することにしました。 (1) (2) (4) を同時に満たすような解
があるかどうか、MMANAの"最適化"で探したのですが、そんな
ムシの良い解はなかなか見つかりません。 50Ω同軸ケーブル
直結で私が良くお世話になっているのは、2対の放射器に位相
反転給電する方式
なのですが、これの2エレだけではゲインが
4dBi強しかなく、HB9CVの6dBi強に及びません。
が、エレメント間隔がHB9CVよりさらに短いというメリットが
あるので、ブーム長 1m 程度の範囲内で、導波器を追加できる
かどうか探した結果、やっと次のような解に辿り着きました。
(MMANAは初期値の組み合わせの違いによって、"最適化" で
辿り着く解が変わってくるようです)

Ant6m_06

ブーム長 1,075mmの3エレで、ゲインが 6.77dBi 。 上出来です。
SWRはねらった 50.5MHz で 1.0 。

Ant6m_04

実際に作った時に、果たしてSWR = 1.0 になってくれるので
しょうか?

製作と調整後の結果は、《製作編》 で。

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2015年8月10日 (月)

移動/モービル環境を強化! - <その15> 移動用タイヤ踏みタワーの製作 [後編]

移動運用で使うローテータ付き簡易型タワーの製作に当たっ
て、[前編] ではどんなタワーにしたいかについて書きました。

[後編] では、いよいよ完成したタワーをご紹介します。

まずは、ベース部。 フォレスターの後輪で踏むことで、タワー
がグラつかないよう固定します。 (製作記事を参考にさせて
頂いたJA1QUTさん、ありがとうございました!)

Img_0848s

2段目を伸ばす前のタワーの様子。

Img_0861s

タワー2段目に取り付けた各パーツ。 左はローテータ (YAESU
G-450A) 。 右は2段目上部の様子で、マストベアリング、マスト
(太=φ32mm、1m長) 、マスト (太) にマスト (細=φ25mm、2m
長) を固定する異径マスト継手 (φ32mm⇔φ25mm) 、そして
430MHz用アンテナ直下プリアンプ (川越無線製) 。

Img_0855s

タワーの手前に置いたのが、踏み板高さ80cmの小型脚立。
Tの字型にスタックブームが取り付いている所が、マスト (細)
の先端。

Img_0862s_2

タワー・マスト共に最も縮めた状態だと、前出の小型脚立に
乗ればマスト (細) 先端に簡単にアクセスできます。

Img_0871s

タワー2段目を伸ばして、1段目に接続金具 (HJ-11×4個) で
固定した状態 (60cm up) 。

Img_0859s

さらに マスト (太) 内部の マスト (細) を最大限に伸ばした
(+90cm up) 状態。 今回は製作したタワーの組み立て試験と
いうことで、2列2段ではなく、DIAMONDの430MHz用15エレ・
八木×2列を付けてあります。  これが全高約4mの状態です。

Img_0874s

このくらいの高さになると、取り付けるアンテナにもよります
が、風がある状況だとステーを張った方が良いですね。

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移動/モービル環境を強化! - <その14> 移動用タイヤ踏みタワーの製作 [前編]

430FM伝搬実験では、前回紹介した430MHz用16エレ・ワイド
スペース・アンテナ
をスタックにしたものを手回しで使ったので
すが、このくらいのアンテナになるとキレが鋭く、感度の出る
方向にピタッと位置出しするのにかなり苦労しました。 特に、
ちょっとずつ動かしたり、前の角度に戻したり、というのが大変
でした。

そこで次回以降のために、移動運用で使える、ローテータ付き
簡易型タワーを製作することにしました。

まず、使い方を決めます。

A.タワーの固定は、ベース部をクルマ(フォレスター)の後輪で
  踏んで固定する(コメットの"ふみたてくん"のように)
B.八木アンテナを2列2段にして取り付けることを前提として
  作業性を考える
C.取り付け作業時のアンテナ高さは、フォレスターのルーフ
  (キャリアベース付き) と干渉しない範囲でできるだけ低くし
  踏み板高さ80cm程度の小型脚立で作業可能な高さとする
D.アンテナ2段取り付け時は、上段のアンテナをマストに取り
  付けた後、マスト or タワーを上昇させて、下段を取り付け
  る。上下段の間隔は170cm程度とれるようにする
E.使用時は、クルマのルーフが下段のアンテナに悪影響を与え
  ない程度の高さまでさらにupさせる

ウンウン唸りながら、C~Eを同時に満足できる高さ関係を計算
した結果、

(1) タワー部は2段クランクアップ方式にし、高さを60cm変えら
  れるようにする (1段目90cm高+2段目120cm高)
(2) さらにマスト部も太 1m・細 2mの2本を入れ子にして、内側
  の"細"マストをスライドさせ、高さを90cm変えられるよう
  にする
(3) 使用時のマスト最高点(=上段アンテナ給電点)高さは約4mと
  する

ことにしました。 材料は矢崎化工のイレクターパイプで、構造
以前作ってブログに掲載し、CQ ham radio誌にも製作記事を
掲載して頂いた"簡易クランクアップ・タワー"
(3段式) の上2段
と同じなので、作り方の詳細は割愛します。 なお、ローテータ
はYAESUで一番小型のG-450Aにしました。

ベース部は、前記記事と同じ号に掲載されていた、JA1QUTさん
の製作記事を参考にさせて頂きました。 感謝申し上げます!

長くなったので [前編] はここまでとし、次回 [後編] で完成した
タワーの写真などをご紹介します。

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2015年8月 5日 (水)

祝 25万アクセス! - (2) アマチュア無線 の過去ログ集

(1) の"柴犬・アウトドア・コンピュータ関係"に続き、(2) は
アマチュア無線関係でこの9ヶ月間にupした記事についての
リスト集です。 古い記事から順に昇順に並べています。

      ⇒ 2013年6月~2014年11月の記事リストはコチラ
      ⇒ 2013年6月以前の記事リストはコチラ

★ 移動/モービル環境を強化 シリーズ
 移動/モービル環境を強化! - <その12> フォレスターに
   車中泊用ベッドを自作
 移動/モービル環境を強化! - <その13> 430MHzDX用
   アンテナを自作

★ 発発 シリーズ
 発発をGet! - その1 -
 発発をGet! - その2:交流波形検出回路を作る -
 発発をGet! - その3:Honda EX6の出力波形 -
 発発をGet! - その4:Honda EX6の出力安定性 -
 発発をGet! - その5:EX6でノートPCを使う -

 簡易型オシロスコープを自作しちゃう! -その1-
 簡易型オシロスコープを自作しちゃう! -その2-

★ CQ ham radio誌に載りました シリーズ
 CQ ham radio 12月号に製作記事が載ります!
 【今度は100円グッズ記事】 CQ ham radio 2月号に載り
   ます!
 QSLカードが発売中の CQ ham radio 7月号に載りました!

★ リグ周辺・その他 のシリーズ
 "スタンドマイク" を "ブームマイク" に変えました 
 無線用のマイクロホン周りをパワーup!
 手作りPTTスイッチボックス 第二弾!

 2015 ニューイヤー QSOパーティ はいよいよ明日!
 2015 ニューイヤー QSOパーティ が終わりました!
 8J1MITO - 「水戸の梅まつり」記念局を訪問
 今日の柴犬さん - 新しいQSLカードを作りました!
 柴犬を連れていわき市⇒鮫川村へ行ってきました

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2015年8月 2日 (日)

祝 25万アクセス! - (1) 柴犬・ アウトドア・コンピュータ の過去ログ集

昨年11月に20万アクセスを超えて以来、9ヶ月で25万アクセス
を達成できました! 少ない更新頻度にもかかわらず、訪問
いただいた皆さま、ありがとうございました!

恒例になりましたが、この9ヶ月間にupした記事についてリスト
集を (1)・(2) の2回に分けて掲載します。

(1)は、柴犬・アウトドア・コンピュータ関係の記事集から。
古い記事から順に昇順に並べています。

★ 柴犬を連れて シリーズ
 柴犬を連れて那須へ行ってきました + 「鹿の湯」入浴編
 柴犬を連れて世界遺産へ行ってきました
 柴犬を連れて羽生PA・吉見百穴・川越へ行ってきました
 柴犬を連れていわき市⇒鮫川村へ行ってきました
 柴犬を連れて旧国鉄足尾線の終点へ行ってきました

      ⇒ 2013年6月~2014年11月の記事リストはコチラ
      ⇒ 2013年6月以前の記事リストはコチラ

★ 今日の柴犬さん シリーズ
 今日の柴犬さん - 14/12/07
 今日の柴犬さん - 新しいQSLカードを作りました!
 今日の柴犬さん - 益子陶器市にて
 今日の柴犬さん - 農村レストラン「おうめ」にて
 今日の柴犬さん - 近所の花しょうぶ園へ

★ アウトドア シリーズ
 移動/モービル環境を強化! - <その12> フォレスターに
 車中泊用ベッドを自作

      ⇒ 2013年6月~2014年11月の記事リストはコチラ
      ⇒ 2013年6月以前の記事リストはコチラ

★ コンピュータ・工作などのシリーズ
 簡易型オシロスコープを自作しちゃう! -その1- 
 簡易型オシロスコープを自作しちゃう! -その2-
 CLie から iPhone まで - 私のPDA備忘録 その1
 CLie から iPhone まで - 私のPDA備忘録 その2
 CLie から iPhone まで - 私のPDA備忘録 <おまけ>
 EDSAC から 自作PC まで - 出会ったコンピュータ達 その 1
 Windows版 RPN関数電卓 を自作!

      ⇒ 2013年6月~2014年11月の記事リストはコチラ
      ⇒ 2013年6月以前の記事リストはコチラ

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柴犬を連れて旧国鉄足尾線の終点へ行ってきました

SL C12が走っていた旧国鉄足尾線は、わたらせ渓谷鉄道
(わ鐵) に引き継がれていますが、現在終着駅になっている
間藤駅のさらにその先、足尾本山 (あしおほんざん) 駅跡を
訪ねました。

間藤駅。 表示の通り、終着駅です。

Img_0823a_3

1本しかないホームの北側で、レールには車止めがしてあり、
これより先はありません。

ここから足尾線時代に貨物専用線としての終点であった、
旧足尾本山駅を目指します。 途中の踏み切り跡。 道路部分の
レールは撤去されていますが、警報器などはそのまま残って
いて、思わず一旦停止しそうになります。

Img_0810s_2

本山側に延びるレール。 奥に見えるのは学校のような建物
です。

Img_0813s

まずは旧精錬所を通り過ぎて、行き止まりになっている銅
(あかがね) 親水公園まで行って一休み。 足尾ダムのところ
です。 (水が怖い柴犬さんは、少し腰が引けています。)

Img_0791s

それから少し戻って、古河橋のところで渡良瀬川を渡り、線路
跡へ。 終点へ向かう最後の鉄橋跡。

Img_0803s

そして、いよいよ旧足尾本山駅跡です。 旧精錬所のゲートの
隙間から終点付近の様子を覗き見ることができます。

Img_0804s

今ではゴーストタウンのようですが、往時は銅精錬品の積み
出しでにぎわったのでしょうね。

来た路を引き返し、足尾駅へ。 発着のない時間だったようで、
誰もいない閑かな駅でした。

Img_0831s

構内には旧いディーゼルカー(キハ35と30)が係留されていま
す。

Img_0841s

こちらは足尾駅の駅前にある、古河掛水倶楽部。

Img_0824s

明治以降の日本の近代化を支えた産業遺構を訪ねる本日の
旅はここまで。 約束の美味しいモノはいつ食べさせてくれるん
だ、という顔の柴犬さんと帰途に就きました。

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