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2015年7月

2015年7月28日 (火)

移動/モービル環境を強化! - <その13> 430MHzDX用アンテナを自作

昨年から「430FM伝搬実験」に参加させてもらっています。

茨城県の県北地域は東北南部から連なる低い山がダラダラ
と続き、V・U向けには不利なロケーションとなっているので、
常置場所からではなく、移動運用で参加しています。

その移動先で使うアンテナの"強化大作戦"です。 限りある
資金の中、今年は前に報告したように発発を買ったりしてい
るので、自作です。 せっかくなので、可能な限りの大きさに
して感度を稼ぐ+極力軽量化、の作戦を立てました。

加工・組立やクルマで運ぶのを考えると、ブームの構成部材
は1本3m以上になると厄介です。 そこで、ブームは2mもの
2本継ぎまでで検討することに。 その分、同じものを4本作り、
2列2段にして感度を稼ぎます。

MMANAで追い込んだ最終案がコチラ。 移動運用での長距離
交信が主目的なので、フロントゲイン重視です。

16ele_mmana2_2

エレメント数の割にはブーム長が3.6mと長い、ワイドスペー
スの16エレで、1本当たり17dBiのゲインです。 放射器は2本
構成で、位相反転給電にしました。 50Ωの同軸ケーブルを
直付けできます。

エレメントの取り付け方法も工夫してみました。 導波器の取り
付け方法。

Img_0742s2jpg

使っているのは文房具メーカーOHTOの"スーパークリップ"
という商品。 紙を束ねるためのクリップです。 挟む部分が
φ3mmの丸棒にピッタリです。

Ohtos

丸穴が開いていて、これを利用してφ4のセルフタッピングス
クリューでブームに固定します。 ドライバー1本で、ブームに
対する直角を出す角度調整と締め付けが簡単にできます。

放射器の取り付けはこんな感じ。 放射器はダイポールなの
で、真ん中で絶縁されていなければなりません。 強度を保っ
て固定するには一工夫が必要です。 今回は、専用接着剤で
強固に溶着・一体化が可能なアクリル樹脂を使いました。
断面図と、試しに作った構造モデルの写真です。

Antenna2

Radiator_model_2

実際のアンテナの放射器部分。

Img_0745s_2

ワイドススペース16エレの4本分の完成写真。 なかなか壮観
です。

Img_0758s

背景は、6月6日~7日(第24回)に参加した栃木県大田原市
の御亭山駐車場です。 4本全部を組んだのは本番の場所へ
来てからが初めてで、準備不足がたたったのか、接続時に
SWRが落ちないトラブルがあり、実運用は2列のみになって
しまいました。

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