3月17日(月)~19日(水)の2泊3日で、相模原市の青山学院
大学に出張してきました。
オシャレでキレイなキャンパスです。
泊まりは町田市のホテル、部屋は8Fで窓は北東向き。
東京23区、埼玉県東部、千葉県北部に向けて開けています。
リグは FT-817ND、小型マイク付きです。
テストしようと持ってきた手作りアンテナは2種類。
1泊目は、「Moxon Beamアンテナ (シングル)」。

構成は、ダイポールの放射器(Radiator)+反射器(Reflector)1本の
2エレ八木そのもので、各エレメントの端を"コ"の字型に折り
曲げただけです。 CQ Ham Radio誌2013年2月号の、2セット
同じものを並べた"スタック"の製作記事の"シングル"分です。
このままインピーダンスが50Ωなので、放射器をφ3の真ちゅう
パイプにして「同軸ケーブルは直にハンダ付け」という超お気楽
工作 (反射器はφ3アルミ丸棒)。 記事通りに作っただけで、
SWRは1.1 (at 433MHz)。 カバンにパッキングしやすいよう、
プラスチックの書類ケースに収納しました。
使うときは、書類ケースを少し開いて、こんな形で立てます。
こんな簡単極まりないアンテナで、ホントーに電波が飛んで
くれるのでしょうか?
交信結果は、30~40km離れた東京都台東区、中央区、港区と
FBにQSOできたので、意外に良く飛んでくれたようです。
次なる2泊目は、「3エレLog Periodicアンテナ」。
こちらもCQ Ham Radio誌の製作記事で、2013年1月号。
一見、3エレ八木のようですが、放射器2本+導波器(Director)
1本の構成で、2本の放射器は左右クロスして位相差給電に
なっています。 こちらもこのままでインピーダンスは50Ω。
同軸ケーブルは直にネジ止めです。 ログ・ペリは広帯域無調整
が売りのようで、組んだだけでSWRは1.0 (at 433MHz) になりま
した。 このクロス配線部を見ていて、「真ん中から半分に畳め
そう」と感じたので、幅の小さな書類ケースに折り畳み式で組み
込むことに。 導波器は半分に折れないので、パッキング時は
抜いて斜めに収納、開いてから差し込んで使う、という方式に
しました。
コチラが畳んだ状態。 ヒジョーにコンパクトです。
使うときは、こんな感じ。 吊り下げる形でも使えるよう、結束
バンドで取っ手のようなループを作って付けてあります。
交信結果ですが、月曜に比べて出ていた局数が多かったせいも
あったのでしょうか、前夜より遠い千葉県鎌ケ谷市、茨城県
取手市、埼玉県桶川市など50~70kmの局ともQSOできました。
アンテナを切り替えてSメーターの読みや耳Sでの比較では、
2つのアンテナのゲインは "ほぼ同等" といったところです。
2種類のアンテナの感度・指向性をMMANAで解析した結果
などを 【続編】 にまとめましたので、どうぞご覧ください。
(公開しました!)
2014.03.26 記 : Moxon Beam の記載で、真ちゅうパイプの径は
φ4ではなく、正しくはφ3でした。<m(__)m>

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