移動/モービル環境を強化! - <その4> 今度はFT-817ND!
FMモービル機編、ハンディ機編に続いて、今度はFT-817NDの
カスタマイズに挑戦します。
手を加えたのは、
(1) ディスプレイが見やすい角度で設置するためのスタンド
(2) 大きさがコンパクトとは程遠い純正マイクの小型化
(3) 冷却機能の強化
(4) 操作・表示部の視認性up
で、全体としてはこんな感じ(各画像はクリックで拡大可)。
スタンドは幅10mm厚さ2mmのアルミ平棒を使って自作。 見や
すい角度になるような長さで切断し、コの字型に曲げます。
角を面取りし、ネジを貫通させる穴を両端に開け、机と接する
面には薄いゴムクッションを貼り付けます。 FT-817ND本体へ
は、肩掛けベルト用の長穴を利用してM4のネジで固定します。
マイクの小型化は、「FT-817マニアになる本」の掲載記事、
「ハンディ・トランシーバ用スピーカ・マイクの改造」を参考
にしました。 ただパクっただけでは芸がないので、無線機側の
端末処理は、すげ替え/変換ケーブルではなく、写真のように
3つまたにし、VX-7でもFT-817でもそのまま直接つながる
ようにしました。
そして、もう一つ私オリジナルの工夫。 純正マイクを使って
みたら、メモリースキャン用のボタンがとっても便利でした。
純正マイクでは順/逆両方向で"UP"と"DOWN"の2つのボタン
が内蔵されていますが、1つでも十分ということで、"UP"
ボタンのみ移植することに。 但し、このボタンは元々ハンディ
機用のスピーカーマイクには無い機能なので、はなからカール
コード内の芯線の数が足りるのか?という危惧がありましたが、
コードをバラしてみたら、何と未使用の線(青色)を1本発見!
実にラッキーでした。 ボタンの実装ですが、スピーカーマイク
の筐体に穴加工をし、プリント基板取付用のタクトスイッチを
内蔵させました。
続いて冷却機能強化です。 基本線はハンディ機のときと同じ。
FT-817ND本体の筐体に直接、小型のアルミ製ヒートシンクを
2個貼り付け、これを40mm□の冷却ファンで強制空冷します。
貼り付け位置は内部のファイナルに近い、GND端子付近です。
ファンはGND端子(M3)を利用して固定しました。 この取り付け
方だと、ファンが斜めに取り付くカタチとなり、ファンの下部が
FT-817NDの筐体下部に出っ張ってしまいます。 そこで、出っ
張ったファンの角部に厚手のゴムクッション(中空の筒状)を
接着し更に結束バンドで縛り、先ほどの自作スタンドと併せて、
3点支持の後ろ脚になるようにしました。 最初、ファンの角を
そのまま脚にしたのですが、回転の振動が机に伝わってウナリ
音が発生したため、クッションを噛ませることにしました。
ファイナルのヒートシンクが内部でどのように筐体とつながって
いるのか不明ですが、これで多少の冷却効果は期待できるで
しょう。
最後に、ディスプレイ部を黄色のペイントマーカーで少し化粧
直しして完成です。
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