Sメーターの読みはどのくらい共通?
このところハンディ機を積極的に使っていて、気になって
いることがありました。 それは、. VX-7のSメーター表示が
モービル機(FT-7900H)・固定機(IC-7000M)と比べて、明らか
に高めに出ているのでは? ということです。
そこで、各トランシーバーに同じアンテナをつなぎかえて、
同一局の交信を受信したときのSメーターの読みを比べて
みました。
特定の入力信号強度だけの1点データ比較では面白くない
ので、八木アンテナの方位を最高感度位置から少しずつ
ずらしていき、入力を変えながら比較することにしました。
どのトランシーバーもSメーターは液晶画面のデジタルバー
グラフ表示ですが、IC-7000M以外はバー表示が非常に粗い
ので、IC-7000Mの読みを基準として、
(1) FT-7900H vs IC-7000M
(2) VX-7 vs IC-7000M
の形で比較します。 なお、IC-7000Mはトランシーバー内蔵
のPre-Ampを"ON"にした状態(これでフツーの感度といった
感じで、むしろ"標準"と言うべき状態かと。 Pre-Ampと言っ
ても、「アンテナ直下プリ」のような優れモノではないので
悪しからず!)での比較です。
まず(1)の結果から(クリックで拡大)。
普段、FT-7900HはIC-7000MよりSメーターで"+1"くらい
高いと感じていたのですが、大体そんな結果です。 オフセット
が+2.2で、増分は-21%。 中間域ではおよそ+1。
そして、ハンディ機(2)の結果!(クリックで拡大)
IC-7000Mに対してVX-7は、オフセットが+1.3で、増分は
+24%。 平均で+2と、やたら高い目であることが判明!
まぁ、どのトランシーバーも新品ではないので、経年変化の
影響があるかも知れませんが、「Sメーターの読み」はどうも
それほど共通なものではないようです。
しかも、"y=ax+b"の"a"も"b"も違っているので、
「Sメーターで"+1"上がった」と言うときの利得の増分も
リグごとに結構違いそうです。
結論! 「Sメーターの読みは結構テキトー」
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本日は拙ブログをご訪問頂き、ありがとうございました!
一言でも結構ですので、感想などコメントを頂ければ幸い
です。お手数ですが、よろしくお願い致します。 m( _ _ )m
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