アンテナタワー自作 「簡易クランクアップタワーに挑戦! 5」
いよいよアンテナタワーの設置に入ります。 イレクターパイプで組んだ1~
3段目をベランダに出し、入れ子にして立てた後、アンテナローテーターを
取り付けます。
アンテナローテーターはいきなり固定せず、慎重にマストベアリング~マスト
~ローテーター間の芯出しをしてから固定します。
続いてアンテナを取り付けます。 GPは従来から使っている144/430MHz用
のDiamond X50(全長1.7m)です。 430MHz用八木は、今回DiamondのA430
S15R(15エレメント)2列スタックを新調しました(従来は10エレ・シングル)。
アンテナタワーをクランクアップ方式にしたおかげで、作業時のアンテナ取り
付け位置高さはベランダ床面から約2.7mに抑えることができ、踏み面が1m
チョットの高さの脚立で作業することができました。
下の写真は、ローテーターの回転試験のために3段目を少し上げた状態で
撮ったものです。 後の方に載せた、クランクアップしてタワー高を4.2mにした
状態の写真と比べると、伸縮の具合が良く分かります。
アンテナの取り付けが終わり、ローテーターの回転試験も済んだので、いよ
いよタワーをクランクアップします。
1段目に250mmごとに設けた梁に板を渡し、3段目・2段目の最下段に当て
板をして、エクストレイルの車載ジャッキで持ち上げていきます。 クルマと
は重量が全然違うので、大した力は要りません。
下の写真のように、電動ドライバー/ドリルのチャックにフックの付いた金具
を固定すれば、"なんちゃって電動クランクアップタワー" も可能な感じです
が、音がうるさい&スピードコントロールも難しいので実際には使いません
でした。
アンテナタワー設置場所の近くには、家に引き込んでいる電力線と電話線
が走っているので、その方向に倒れては大変です。 このアンテナタワーは
1段目をベランダ&家の外壁に対してかなりガッチリと固定(少々の力で
ゆすってもビクともしない)してあるので十分自立しているのですが、保険と
して2段目の先端からステーを張っておきます。
本来の設計では、2段目-3段目間と1段目-2段目間は各々250mmずつ
重ねて固定するように考えていて、フルに伸ばすとタワー本体の全高が
約5mになるのですが、いきなりフルに伸ばすのは怖い気がしたので、まず
は2段目-3段目間の重なりを500mm、1段目-2段目間は750mmにし、
当面タワー本体の全高を約4.2m(アンテナ給電点の地上高は約8.5m)で
使って安定性などの様子を見ることにしました。
簡易クランクアップタワー、これで一応の完成です。
かなり無謀な試みだったかも知れませんが、何とかでき上がりました。
使用レポートなどは、またあらためてupしたいと思います。
★★★ 2017 アンテナタワー最新記事 ★★★
⇒ 「簡易クランクアップタワー」の上げ下げを劇的に改善!」
★★★ 2017 アマチュア無線最新記事 ★★★
⇒ 「"Turbo HAMLOG"のデータをiPhoneで活用する!」
« アンテナタワー自作 「簡易クランクアップタワーに挑戦! 4」 | トップページ | アンテナタワー自作 「簡易クランクアップタワーに挑戦! 6」 »
「アマチュア無線」カテゴリの記事
- 【真空管 Audio Collection Ⅴ: アナログ音源編】 #1B 導電スポンジマットを30cmフルサイズ化!(2022.07.24)
- 【真空管 Audio Collection Ⅴ: アナログ音源編】 #2B 導電袋溶着用シーラーを改良!(2022.07.04)
- 【真空管 Audio Collection Ⅴ: アナログ音源編】 #2 電子部品用導電袋をレコードの保管に!(2022.07.01)
- 【真空管 Audio Collection Ⅴ: アナログ音源編】 #1 レコードプレーヤーのゴムマット ⇒ 導電スポンジ に交換(2022.06.30)
- 世界一小さなキャンピングカーを自作! - <その27> 換気機能を劇的に改善して夏仕様に! (後編)(2022.04.29)
「工作」カテゴリの記事
« アンテナタワー自作 「簡易クランクアップタワーに挑戦! 4」 | トップページ | アンテナタワー自作 「簡易クランクアップタワーに挑戦! 6」 »
コメント