アマチュア無線用トランシーバーをクルマに積む
今日は、前回の「柴犬を連れて高崎観音へ行ってきました & 観音山からQSO」
で使用したトランシーバー FT-7900H のクルマへの設置方法をご紹介します。
(すみません、これはあくまで私の自己判断に基づく設置方法なので、もし参考に
される場合は、あくまで自己責任でお願いします。)
FT-7900Hは周波数ダイヤルなどのツマミやスイッチ類が付いた「フロントパネル」
を「本体」から分離できるようになっているので、「本体」は邪魔にならないようリヤ
の荷室スペースに設置し、「フロントパネル」のみを運転席近くのダッシュボードに
取り付けることにしました。 また、本体から出る受信音声は、運転席で聞きやすい
&音量調節ができるよう、FMトランスミッターで飛ばしてカーラジオで受信するよう
にしました。
まずは、FT-7900H本体の設置の様子が分かりやすい写真から。 左後席の後ろ
のタイヤハウス付近を撮ったものです。
1 ・・ FT-7900H本体 、 2 ・・ FMトランスミッター 、 3 ・・ リレー 、
4 ・・ 12V to 9V コンバータ(2の電源用)
FT-7900H本体をタイヤハウス側面に取り付けるために、アクリル板で取り付け用
アダプタを自作しました。 このアダプタは自動車内装用の超強力両面テープで
タイヤハウス側面に貼り付けています。 FT-7900H本体は工具無しで簡単に付け
外しができるよう、蝶ナットを使って固定するようにしました。
(クリックで拡大できます)
アンテナは常時付けっ放しにしても良いように選んだ短か目のCOMET SBB3
(66cm)と、感度を稼ぎたいとき用に一番長いクラスの同SBB7(138cm)の2本を
調達しました。 コチラは、短いSBB3の方。
私のエクストレイルはルーフバーを装着しているので、アンテナ取付金具は
ルーフバー取り付け用のものをチョイスです。 リヤに設置した本体からの
アンテナケーブルは、リヤドアのゴムパッキングの隙間を通して外へ出すよう
にしました。 このため、「本体側が2.5mの太いケーブル+アンテナ側が1.5m
の細いケーブル」の組み合わせになっている、全長4mのものを使用しました。
室内側のアンテナケーブルの様子。 右のリヤドアの後方です。
車体外側のアンテナケーブルの様子。 ケーブルは矢印の所でゴムパッキングの
裏側から出てきています。
次に電源周りです。 全体の配線図はこんな感じ(クリックで拡大できます)。
FT-7900Hへの電源供給は、バッテリー直結にしました。 ただ直接つないだの
では危ないので、指定通り15Aのヒューズを入れ、さらにエンジンを切ったとき
には供給が止まるように、アクセサリーソケットへの12V供給に連動するリレーで
ON/OFFしています。
エンジンルーム内へのバッテリー端子への接続の様子。 点線丸印がプラス側
電極端子、矢印が15Aヒューズです。
最後に、ダッシュボードへのフロントパネルの設置です。 リヤに設置した本体から
ダッシュボードまでは、FT-7900Hに標準付属の「3mコントローラーケーブル」で
十分届きました。
FT-7900Hの取扱説明書には、パネルブラケットをダッシュボードなどに両面テープ
で貼り付けて固定しておき、そこにフロントパネルをはめ込むように書かれていま
す。 でもパネルブラケットを貼り付けっ放しだと、「iPad を カーナビにする!」とき
などに邪魔になるので、パネルブラケットは面ファスナー(商品名:マジックファス
ナー、ベルクロなど)を使って、付け外し自在な格好でダッシュボードへ取り付ける
ことにしました(下の写真の1)。 写真では分かりにくいかも知れませんが、マイク
を引っ掛けるのに使っているのは、同じVertex Standardのハンディ機 VX-7 に
付いていた「ベルトクリップ」を流用しています(下の写真の2。なぜかマイク裏の
出っ張りにピッタリ!)。
これからアマチュア無線用のトランシーバーをクルマに取り付けようと考えている
方に、わずかでもご参考になれば幸いです。
※ 2013年5月、新型フォレスターに乗り換えました!
⇒ アマチュア無線用トランシーバーをクルマに積む II -1
アマチュア無線用トランシーバーをクルマに積む II -2
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