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2011年6月21日 (火)

気になるアウトドアグッズ (続)<<その 1 - アルコールストーブ用自作ゴトク>>

今日は「なぜ自作ゴトクは真ちゅう製になったのか?」について書きます。 ( ⇒図面・製作記事はコチラ )

最初のゴトク試作品はアルミ丸棒で作ったのですが、これはひとえに、アルミがカットしやすく曲げやすくて自作の入門用にはこれしかない、という理由からでした。 そのアルミ製ゴトクをアルコールストーブと組み合わせてテストをしているときに、気が付いたことがあるのです。

それは、「ゴトクの役割りはクッカーを載せて安定させることだけではないのでは?」ということです。 テストには前に載せた写真にある、スノーピークのチタンシングルマグ600を使いました。 ゴトクのテストとしては、まずは「高さはこれでOKか?」というのが目的だったので、マグをゴトクから浮かせて、ストーブからの距離を離してみたのです。 このとき、実はマグの中の水は沸騰していたのですが、マグをゴトクから浮かせると、沸騰が止まってしまったのです。 「ストーブから遠ざけたせいで、マグに炎の熱が届かなくなったのかな?」と思ったのですが、マグをゴトクに置いたり離したりしているうちに、マグをゴトクにくっつけると激しく沸騰する、マグをほんのわずかでもゴトクから浮かせると沸騰がすごく弱まってしまう、ということが分かりました。

「ということは、熱伝導の悪いチタン製クッカーの場合、ストーブの炎 =(輻射)=> クッカー と伝わる熱量に比べて、ストーブの炎 =(輻射)=> ゴトク =(伝導)=> クッカー と伝えられる熱量が結構大きいのでは?」と思ったのです。 この理屈だと、チタン製クッカーに使うゴトクとしてVery Good!なのは、(1)熱伝導が良い材質、(2)クッカーとの接触面積が稼げる(特に炎の熱が伝わりにくいクッカー底面の外周部で) モノ ということになりそうです。 ゴトクをクッカーを支えるだけのもの、と捉えると、熱伝導の悪い材料で作った方が良さそう(アルミ製クッカーの場合は多分それが正解かも)なのですが、相手がチタンだと違うようなのです。

熱伝導においてアルミは大変良いのですが、柔らかすぎます。 使っているうちに焼きなましされてなおさら柔らかくなってしまいます。 そこで、熱伝導がそこそこ良くて、そこそこ硬さもあって、それでも加工性が悪くない程度で、そしてDIY店で入手が容易、というモノを検討すると、真ちゅうに落ち着いたのです。

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